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Business Insider Japan 浜田敬子統括編集長・滝川麻衣子記者 訪問

Business Insider Japan統括編集長の浜田敬子さん、働く女性の子育て事情を中心に多くの記事を書かれている記者の滝川麻衣子さんに取材すべく、神泉にあるBusiness Insider Japanを訪問しました。

今回は女性新聞記者の割合が増加傾向にはあるものの未だに少ない中で働く際に心がけていることや、また苦労していることは何かなどを質問しました。

 滝川さんは女性に関する記事を書きたいと上司にお願いしたところ、「まだ何もできていないのに、理想を語るな」と上司に言われた経験から、まずは王道の取材テーマで認めてもらってから自分のやりたいテーマを掲げたそうです。

 また浜田さんは2000年代に入って社会的に女性の見方が変わったことで発言権を少しずつ獲得できるようになったとおっしゃっていました。

それまでは男性と同じように振る舞い、息苦しく感じていたそうです。

 浜田さんは政治家野田聖子さんと労働力獲得と少子高齢化対策という2つを掲げ、ウーマノミクスという経済面から女性の地位の向上や女性の社会進出促進を支えようと考えられました。

しかし、今は逆にその考え方が強化されすぎてしまい、「国のために」が根付いてしまったこともあり反省していると話してくださいました。

 3月14日の国際女性デーではこのキャンペーンがいかに経済的にメリットになるかをまとめて女性に関する記事でなかなか掲載許可がいただけない上司に話にいったそうです。

浜田さん曰く、働く女性は人間として社会的に認められたい欲が必ずどこかにあって「優しくするより認めてほしい」と感じている女性が多いのが現状ですと教えてくださいました。

 現在、女性記者の活躍が認められ始めているということは90年代の阪神淡路大震災時は危険という理由で女性が現地取材に行くことはできなかったため、キャリアがつめないということで悩んでいたそうですが、2000年代の東日本大震災時は第一線に女性が行って取材することもできるようになったということからわかります。

 浜田さんは管理職についたことで、更に多くの悩みを抱えました。

それは、役員会でのふるまい方がわからない、スポンサーがいない、そして一番は今までに女性の管理職の例がないということです。

例がないから女性の管理職はスーパーウーマンだといわれ、マイノリティであるが故に、女性が出世すればスーパーといわれてしまうことに違和感も感じたようです。

しかし、スーパーウーマンと言われようと、女性のリーダーは男性に比べてマネジメント能力や後輩を育てる力があり、要領もいいため組織の中ではリーダーとしての力を発揮しやすいと女性の力を発揮して女性リーダーが増えていくことを願っているそうです。

 最後に、本音の部分ではワーキングマザーである自分の立場を客観的に見てどう感じるかを伺ったところ、浜田さんは嫌なことがあっても子供がいれば乗り越えられる。

滝川さんは仕事も育児もできるなんてとても幸せ。と笑顔で語ってくださいました。

浜田さん、滝川さんとの出会いに感謝します。

ありがとうございました。

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