【オフィス訪問レポ】株式会社morich代表取締役代表 森本千賀子さん
先日12月9日に、ウーマンズのアドバイザリーボーダー(応援団)でもある株式会社morich代表取締役代表 森本千賀子さんのオフィスに訪問させて頂きました。
千賀子さんとのご縁は、今年1月。それから3月にオフィス訪問、5月には講演会にお邪魔させて頂きました。ウーマンズでの講演会は3回目。
毎回違うメンバーで伺う度に、みんなが一瞬でファンになってしまう千賀子さん。
来年も千賀子さんとコラボした面白い企画を立てているので、お楽しみに!!!
新メンバーが執筆した今回のオフィスレポ、どうぞご覧下さい!
写真前列中央:株式会社morich代表取締役代表 森本千賀子さん
【講演内容】
<学生時代・社会人1年目について>
〇大学生活はドラマ「スクールウォーズ」でラグビーに憧れ、ラグビー部のマネージャーをやっていた。
〇社会人1年目はその後の社会人人生にとって1番重要な時期となる。ここで会う上司やお客さんが自分の型をつくる。
森本さんが1年目の上司に言われたこと:「リクルートの看板を背負って仕事をするな。『リクルートの森本千賀子』ではなく『森本千賀子』というブランドを創れ。」 今でも自分の軸となっている。
入社して1 、2年目の誕生日にお客さんから重たい箱が届き、中には20冊ほどの本が入っていた。経済や経営を学ぶ機会がなく、仕事ではお客さんとただ楽しく話していた森本さんに、「社会をなめるな、勉強しろ」というメッセージが届いた。 それをきっかけに猛烈な努力をはじめた。週末は学校に行き勉強し、本を読んだ。人の3倍以上努力した経験が今の自信につながっている。
〇自分の能力を見て「まだ自分には伸びしろがある。まだ努力が必要だ。」と考えるマインドセットが人を成長させる。「こんな自分でいいのか」と考えるということは、成長の余地があるということ。「これで十分」と思ってしまうと成長できない。
〇平均的な人は、目標達成が100%だとすると、80%ぐらいしか達成できない。なので、120%の目標設定は絶対必要。そして、圧倒的な一番になるためには150%努力しなくてはいけない。
〇社会人と比べて学生は平等な機会が与えられる。20代は将来への投資として、自分に時間とエネルギーを費やすべき。そしてそれまでに培った経験・人脈など財産が40代に花開けるかがカギとなる。
〇今求められている力は変化対応力。それをつけるためには「かわいい子には旅をさせよ」。今までの延長線を行くのではなく、より新しいこと、身の丈より上のことにチャレンジする。より新しい、今までに見たことのない景色を見に行く。
〇サードプレイス(勉強して成長できるコミュニティー)を見つける。「ここにいれば私の価値が上がる」という場所を見つけるべき。
<仕事・キャリア選択について>
〇希少性に目をつけ、みんなの逆をいってみる(マイノリティー戦略)。誰もが知っているような人気企業ランキングから就職先を見つけるのではなくB to B (Business to Business)業界や、女性だったらリーダー・管理職に就くのもアリ。
〇キャリアにおいて選択肢を持つべき。AがだめだったらB、C、とたくさんの引き出しを持っているとよい。
〇東日本大震災をきっかけに人々が仕事に求めるものが変化した。以前は給料やポストに注目する人が多かったが、東日本大震災で「明日何があるか分からない」という認識が広まり、仕事のやりがいや自分が必要とされているか否かに重点を置く人が多くなった。(そのような社会の動きがあったことで、プロフェッショナル仕事の流儀からオファーをもらい出演した!)
〇様々な業界が交差し、価値が常に変容している今の社会においてリスクをとらず変化しないことはリスクになる。「会社に所属すればOK」ではなく、自己責任で自分のバリューを磨かなければいけない。
【感想】
■尹
「ウーマンズに入ってよかった」と思える講演会だった。内容について様々な考えをめぐらせた結果、目の前のことに150%を費やして自分の可能性を自分で引き出そう、と決心するに至った。 そして今回に限らず、ウーマンズに入り様々な人の言葉を実際に聞くことで、陳腐で言い古されている言葉の意味が実感できるようになったと考えている。「失敗を恐れるな。」「目の前のことを全力でやれ。」「人の可能性は無限だ。」今まで飽き飽きしていた言葉だが、その言葉通りに生きている(ように私に見える)人が周りにいることで、その意味をより自分に意味あるものとして捉えられている。それだけでも私は成長したと思うし、その成長を無駄にしない毎日を送るよう心掛けたい。
■吉田
今回の講演を聞いて、なりたい自分を思い浮かべることが重要だと思った。それと同時に、自分がなりたい姿を見つけ、そこに向かっての努力が必要なのだと考えさせられた。また、最初の駆け出しの力や変化に対応する力、マイノリティ戦略がこれからの未来に必要になってくると大切なメッセージが詰まっていた。何が起こるかわからないこれからの未来に向けて自分の人生を自分で作っていきたい。
■中林
“HONKI SWITCH ON“というテーマで森本さんがお話しして下さった時間は、私にとってものすごく刺激的で、本当にあっという間だった。その中でも「努力は裏切らない」という言葉がとても印象に残っている。最近、私は「もっと努力をしておけばよかった。」と感じることが多々ある。今はまだ学生だから全員に均等にチャンスが与えられており、このように自分に甘いことが言っていられる。しかし、社会人になれば学生とは違い能力のある者のみにチャンスが与えられる。だからこそ人の3倍以上努力するべきで、どの時点でアクセルを踏むかが大事だ。森本さんのお話は私の意識を大きく変えるきっかけになった。今後は常に自分に厳しく、すべてのチャンスを自分のものにするくらいの勢いで何事にも取り組んでいきたいと感じたとともに、森本さんのように一緒にいる人までも幸せにさせる明るさと笑顔を絶やさずに自分の歩んできた道に自信が持てる、そんな素敵な女性になりたいと思った。
森本千賀子氏プロフィール:1970年生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒。 1993年リクルート人材センター(現リクルートキャリア)に入社。転職エージェントとして、大手からベンチャーまで幅広い企業に対する人材戦略コンサルティング、採用支援サポート全般を手がけ、主に経営幹部・管理職クラスを求めるさまざまな企業ニーズに応じて人材コーディネートに携わる。約3万名超の転職希望者と接点を持ち、約2000名超の転職に携わる。 約1000名を超える経営者のよき相談役として公私を通じてリレーションを深める。累計売上実績は歴代トップ。入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを受賞以来、全社MVP/グッドプラクティス賞/新規事業提案優秀賞など受賞歴は30回超。常にトップを走り続けるスーパー営業ウーマン。 プライベートでは家族との時間を大事にする「妻」「母」の顔 も持ち、「ビジネスパーソン」としての充実も含め“トライアングルハッピー=パラレルキャリア”を大事にする。
2017年3月には株式会社morich設立、代表取締役として就任。 25年在籍していたリクルートを2017年9月で卒業。 転職・中途採用支援ではカバーしきれない企業の課題解決に向けたソリューションを提案し、エグゼクティブ層の採用支援、外部パートナー企業とのアライアンス推進などのミッションを遂行し、活動領域も広げている。 また、ソーシャルインベストメントパートナーズ(SIP)理事、放課後NPOアフタースクール理事、その他社外取締役や顧問など「複業=パラレルキャリア」を意識した多様な働き方を自ら体現。 3rd Placeとして外部ミッションにも積極的に推進するなど、多方面に活躍の場を広げている。
本業(転職エージェント)を軸にオールラウンダーエージェントとしてTV、雑誌、新聞など各メディアを賑わしその傍ら全国の経営者や人事、自治体、教育機関など講演・セミナーで日々登壇している現代のスーパーウーマン。現在、2男の母。
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