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【訪問レポート】ふくろうの森 訪問

先週10月27日にmanmaさんのイベントに参加し、ふくろうの森に訪問させて頂きました。

(実はウーマンズトレーナーが完成し、今回着ていきました!!)

まずはふくろうの森とは、どんな施設なのでしょうか?

■コンタクトレンズで有名な、株式会社シード創立60周年を記念し、鴻巣研究所内に今年4月に設立。

■埼玉県にある北鴻巣駅から徒歩10分程度。

■シードさんで働く社員向けの「シード保育園」、 鴻巣市の認可保育園である「ふくろうの森保育園」、 放課後に小学生を預けられる「学童保育ふくろうの森」の3つから成っている。

■以前安倍首相も訪れた、今大注目の保育園。

■外観は「森の美術館」をイメージして作られた。 この説明だけでも、とても気になる保育園ですね。 私たちは、1時間程度、保育園内を見学させて頂き、沢山の驚きと感動がありました。 現在、大学に通っている私でもとても居心地が良く、通いたくなる保育園です。 まずは、1階からご紹介します。

【来客用スペース】

玄関入るとすぐ横に、来客用の机と椅子があり、私たちもSEEDさんとふくろうの森の説明をここで伺いました。 壁には、20冊ほどの本が並べてあり、毎月テーマごとに並べる本も変えているそうです。ここにある本は、ここでしか読めず、続きは図書館にあるため、自然と子どもたちは本の続きを求めて図書館へ足を運ぶようになります。 子どもが手に取りやすい位置にも本を置くことで、自然に本と子どもが触れある環境を作り出していました。 【0歳~1歳スペース】

来客用スペースの奥には、0歳児と1歳児のお部屋があります。 0歳児は、まだ生まれて間もない赤ちゃんなので、職員の方とお母さんが連絡帳でのやり取りにより、ご飯の時間も子どもによって変えています。1日の生活の延長線上に保育園での生活があることを、心がけている、と職員の方がおっしゃっていました。

1歳児スペースに入ると、まず子どもたちの顔写真が貼られたロッカーがあります。

顔写真を貼ることで、子どもたちは自然と他者を意識し、自らコミュニケーションをとるようになるそうです。自分でロッカーから荷物を取りに行く子もいれば、友達の分もロッカーからとってあげる子も見られました。 【ランチルーム】

1階には最後、ランチルームがあります。ここは、3歳~5歳児がご飯を食べに来られるよう、オープンスペースとなっており、大学のように自分で食事をとりに行く仕組みになっています。食事の時間、座る場所は決まっておらず、自分がお腹すいた時間にここにきて、座りたい場所に座ります。 またご飯の量も、あまりお腹がすいていないのであれば、減らすなど自分で必要摂取量を考えて、調節もできます。保育士の方はなるべく子どもに食べさせないようにしているそうで、食べさせてもらう習慣がつくと、子どもはいつまでも「待つ子」になるからだそうです。

ご飯を食べる際には、まずランチョンマットを選ぶところから始まります。色や柄は自由なので、子どもたちは毎日、自分の好きなランチョンマットを選んで敷き、ご飯を取りに行きます。 様々な年齢の子が集まるので、年が上の子は、年下の子が食べるのを手伝ったりするなどして、縦の関係を築くことも出来ます。 玄関のすぐ横には、献立表とその日のメニューが実際に置いてあるので、子どもを預けに来るお母さんも、子どもが食べる料理を見ることが出来ます。 【2歳児スペース】

2階に上がると、2歳児スペースがあります。3歳~6歳までは、同じスペースで預けられますが、2歳は、ちょうど自我が芽生えてきて、自分でやりたい気持ちはあるものの、うまくいかなくイヤイヤになってしまう時期なので、その時期を丁寧に関わっていくために、2歳児だけ一つのスペースで預かっています。 入るとまず、アイスクリームのお店が目に入りました。ここには、他にもドーナツ屋さん、自動車など、具体物を置くことで、イメージ遊びや空想遊びをしやすくしています。 【学童スペース】

ここは、小学校にあがった7歳~12歳までの子どもたちが学校帰りに来る学童です。 上にいくつか垂れ下がっているのは、遊ぶ用途に応じてスペースを確保しているのでその目印となるものです。 子どもたちの中には、静かに遊びたい子もいれば、友達とおしゃべりして遊びたい子どもいるので、静から動のゾーンへと移るようになっています。

色鉛筆を使った後は、自分で戻せるよう、色ごとに分けてあります。

学童にはたくさんの本も置いてあります。本以外にも、辞書も置いてあるため、学校の宿題を友達と一緒にここですることもできますね。

【ふくろうラボ】

ここはふくろうラボという名前の実験室です。左右後ろの壁が全てアクリル素材になっているため、外から中の様子がのぞけ、中でも大きな実験をすることができます。コンセプトは、時代に合わせて変化できる実験室。床はビニール素材になっているため、時代が変化するごとにこの実験室も変化していくそうです。

施設を見学し終え、最後にふくろうの森に子どもを預けながら、働いている女性にお話を伺いました。

■自分の子どもと同じ場所で働くことで、子どもの成長がよく分かる。

■ここの食事、お菓子は全て手作りなので、子どもに栄養のあるものを食べさせてあげられる。

■一人目の子どもが生まれてから9年間家にいたけど、もともと保育士の資格をもっていたため、半年前からここで働き始めた。

■家にいると、自分のペースで生活できるが、話し相手が限られてしまう。一方で社会復帰したことで、たくさんの出会いがあり、明るくなれた。​

いろんなお話をしてくださった中で、以上の4点が私はとても印象に残っています。働く場所に自分の子どもがいること、でお迎えの移動時間も減ると同時に、家で子どもと過ごす時間が増える、など新しい働き方から見える家族の付き合い方が知れました。

<感想> 2時間ほどの訪問を終えて、ふくろうの森の施設に驚きましたが、それ以上に子どもたちにも驚かされました。私たちがふくろうの森に到着すると、お庭で遊んでいた子どもたちが柵までよってきて大きな声で「こんにちは!」と挨拶をしてくれたのです。 私があの子たちの年齢だった頃、初めて会った人に挨拶を出来ていただろうか、と思い返すと、恥ずかしく先生や母親の後ろに隠れていた記憶があります。

元気に挨拶してくれた子どもたちにあった後、施設を見学すると、以上のレポートよりあの子たちが私たちを温かく迎えてくれた理由が分かった気がします。 母親が働いている間子どもたちは1日の半分以上を保育園で過ごします。働く母親が増えている今、保育園の需要は高まっていますが、ただ保育園の数を増やせばいい、だけではないことを強く感じました。

このふくろうの森で過ごした子どもたちが、どのような大学生、社会人になるか楽しみです。

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