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【取材レポート後編】「失敗はした方が良い。出来ないことも沢山ある。でも死ぬことはないし失敗したからこそ、それが魅力になる」育キャリカレッジ代表 池原真佐子さん

今日は、育キャリカレッジ代表 池原真佐子さん取材レポート後編。

第2弾の今回は、池原さんのプライベートやご家族を中心に、活動の原点となった大学時代のご友人とのお話をお届けします!

池原真佐子さんプロフィール:福岡出身、早稲田大学・大学院で成人教育を専攻。NPO/NGO等でのインターンを経て、PR会社へ。その後、国際教育関係のNPO、コンサルティング会社に勤務。在職中、INSEADのコーチングと組織開発のパートタイム修士コース(EMCCC)に入学し、仕事を続けながらシンガポールまで飛行機で国際通学しながら修士を取得。その後、エグゼクティブコーチングを軸とする株式会社MANABICIAを起業。35歳で妊娠し、臨月から夫が海外単身赴任。ワンオペ育児をしながら仕事を続ける。産後1年半の時に、働く女性にメンターをマッチングさせる『育キャリカレッジ』という事業を立ち上げる。英ユニリーバDOVEの欧州プロモーションCMに、日本を代表する新しい女性として出演。日テレNews、日経新聞、Domani等のメディア出演も多数。

 

写真:旦那さんと一緒にデートして1番好きだった場所

WI:今ドイツに赴任されている旦那さんとの結婚の決め手は何だったのでしょうか?

池原:嫌いなところが無かったんです。好きな所がいっぱいあるというよりも、嫌だなって思うところがない。付き合って2年で結婚して、それを含めると9年間一緒にいるけど、嫌なところが何1つない。来週結婚7周年(取材当時)を迎えます。欠点がないというよりは、自分にとって不快なところが1つもありません。

あとは、日常生活を過ごす上で合わないことや私が嫌なことを伝えると、それを理解して尊重してくれます。実は出会った時の彼は喫煙者だったので、「タバコが嫌だ」というと、謝ってくれました。それ以来彼はすぐに禁煙をし始め、以来一切タバコを吸わなくなりました。

これ以外のことでもそうです。

完璧じゃなくても、嫌なところは言ったら直してくれる人が良いなと思っていて、結婚したら本当にそういう人でした。

あとは、世界中の女性の中で私を1番に優先してくれると言ってくれたことも結婚の決め手ですね。

WI:わぁ本当に素敵なご夫婦ですね。話を伺っているだけでもニヤけてしまいます(笑)

以前村木厚子さんの取材時に同じ質問をさせて頂いて、「半分は運命のいたずらだよ」って仰っていました。この質問をさせて頂くと普段とは違った新しい1面を見させて頂けている気がして、凄く嬉しい、面白いんです(笑)

池原:いい質問ですよね!

写真:家族で出かけて1番好きだった場所

WI:話が変わってしまうのですが、逆に子供を産まない選択肢はありましたか?

池原:私は絶対に子ども欲しいという感じではなかったので、結婚して5年間くらいは考えていませんでした。ただ、産まなきゃいけないんではないかという葛藤はありました。

WI:差し支えなければ、子どもを産みたいと思い始めたきっかけを教えて下さい。

池原:婦人科検診に行った時に、医師に「このままいくと不妊になる体質。子どもが欲しいなら今かもしれないね。」と言われたことがきっかけです。そこで踏ん切りがついたのかもしれません。

WI:子どもがいらっしゃる方にこの質問をさせて頂くと、「子どもを産んで、自分が子育てと仕事をどれだけ一生懸命両立させられるか。それをいち早くやってみたいという気持ちが強かった」「30歳に近付くと、急激にこどもが欲しくなるよって言われていたら、自分も30歳手前ですごく欲しくなって」など。子どもを産むきっかけって生き方と同じように人それぞれな気がします。

池原:それはそう思いますね。

WI:多くの女性にメンターさんを提供されている育キャリカレッジさん。代表の池原さんは、学生時代にメンターはいらっしゃいましたか?

池原:今の活動の原点になっている方がいます。早稲田の大学院時代に出会いました。

コロンビアから来たアドリアーナという女の子です。彼女は私と年が違ったけれど、たまたま仲良くなって2年間姉妹のように一緒にいいました。

未だに仲が良くて、日本に来る度に会っています。

当たり前だけれど、アドリーナは日本人とは全く違う価値観を持っていて、自分の当たり前だと思っていた日本の制度や仕組みにいつも疑問を投げかけてくれました。

また、彼女の日本への留学を機に、旦那さんが仕事辞めて一緒に日本に来ていたんです。

アドリアーナが早稲田大学で勉強している間に、彼はオンラインでアメリカの大学の修士課程を取ったりしている。この二人は本当に凄いと思いました。

彼女との出会いが、私の視野を広げてくれたかもしれません。いつも違う視点、価値観からアドバイスをしてくれるアドリアーナは、まさに私のメンターでした。

写真:アドリアーナさん(中央)と池原さん(左)

WI:アドリアーナさんの、どういうところが1番尊敬出来るポイントだと思いますか?

池原:自分の意見をはっきり言えるところですかね。強いと思われてしまう時もあるかもしれないけど、彼女は常に自分の意見を持っています。かといってその意見を人に押しつけることなく、ディスカッションしていますね。

WI:大切なことですよね。特に話し合いをしている時に感じます。

池原:そうですよね。

写真:学生時代のお気に入りの1枚

WI:学生時代の経験が、今までや今の仕事に経験が生かされているなと感じる場面はありますか?

池原:今まで生かされているなと思ったことは、全部、失敗体験でした。恋愛でも勉強でも今まで数え切れないほど失敗したし、就職した後も失敗の連続。その時は辛いのだけれど、乗り越える度に耐性がついてきて、新しく事業を始めるときにすごく役に立っているんですよね。多少のことで落ち込まないようになり、挑戦して失敗しても、すぐに切り替えることができるようになりました。

WI:私は360度怖いぐらい何でも見せてくれるよねと友達から言われるんです。でも実は人に失敗や泣いている姿を見せたくなくて、いつでも完璧な自分でいなきゃと思ってしまいます。

本当に強がりだなって自覚しながらも、誰かに甘えている姿や失敗している姿を見られたくなくて。プライドの高い自分に嫌気差すこともあるのですが、これまでの自分の選択や失敗は間違っていなかったのだと思えるようになってきました。池原さんのようにご活躍され、他者を巻き込んでいらっしゃる方でも数知れぬほどの失敗をしてきたんだよと。これからもっと読者に伝えられたらといつも思ってます。

池原:本当に失敗はした方が良いよ。出来ないことも沢山ある。でも死ぬことはないし失敗したからこそ、それが魅力的になると思います。

WI:本日は貴重なお時間をありがとうございました!

 

池原真佐子氏:育キャリカレッジ代表

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