top of page

【取材レポート後編】         「好きで得意な事を自分の軸にすると、様々な人とのつながりが生まれてくる」Peatix共同創業者 竹村詠美さん

先日9月7日にPeatix共同創業者の竹村詠美さんに取材させて頂きました。

お待たせいたしました!

本日は後編、竹村さんのマインド中心のお話です。

写真一列目中央:Peatix共同創業者 竹村詠美さん

 

Q1:様々な物事に興味を持たれていると思うのですが、新たな興味を見つけられたとき、気持ちに変化はありますか?

竹村さん(以後省略):幅広い分野に興味があるのですが、物心ついた時から探求することが好きですね。例えばインターネットに興味を持ち始めた頃は、勉強会等に積極的に参加したり、Excelについて探求していました。

Q2:先程面白い人が活躍するとおっしゃっていましたが、今の若者で面白いと感じられる方はいますか?また、どのような点が面白いと思われているのかお聞かせください。

竹村:MITメディアラボの研究員をなさっている片野晃輔さん。彼はストイックで、自分のやりたいことに情熱を注いでいますよね。

日本最年少でヒマラヤ登頂を達成された南谷真鈴さんも面白いですよね。傍から見るとあまり大変さを感じずサラッとなさっているように見えますよね。でもその裏には私たちからしたら想像も及ばないほどの努力をされているんだろうなあと感じさせる点も、とてもかっこいいなと思います。

もう1人、世界中が熱狂している今年の全米オープンテニスで日本人初の決勝進出を決めた(取材時)大坂なおみさん。彼女もサラっとスターになったように見えますが、陰では南山さん同様の努力されている姿を感じさせられるので、かっこいいなあって(笑)。好きで得意な事を自分の軸にすると、様々な人とのつながりが生まれてくるんじゃないですかね。

Q3:仕事と家庭の切り替え方や気を付けられていることを教えて下さい。

竹村:ONとOFFの仕事と家庭の切れ目は無く、私は同時並行派です。1日中子どもと仕事どちらの事も考えてます。マルチタスキングで初めはしんどかったのですが、やっているうちに慣れました。そうではないと1日が回らないんですよ(笑)。私は出張が多いので子どもと一緒にいるときには、思いっきり遊んで真剣に付き合うように心がけています。子どもから文句を言われることもあるのですが、仕事に対して理解があって応援してくれています。その点は感謝しています。結果子供の自立は早く、十分な愛情があればそれは子どもに伝わるんです。また、お父さんの背中だけではなくお母さんの背中を見た方が自立が早まると思います。

Q4:竹村さんにとってのロールモデルは、お母様でしたか?

竹村:母をロールモデルというよりかは、ああはなりたくないと思っていました。(笑)母は仕事の比重が大きかったんですよ。私は母に比べたら生活の面を大事にしてるんじゃないかな(笑)

Q5:子どもを産まないという選択肢はありましたか?

竹村:30歳頃までは子どもを欲しいって思えなかったんです。子どものいる人生といない人生を考えてみたら、子どもがいる人生に魅力を感じるようになってきてその時期に産みました。もともとは小さい子どもがあまり好きではないタイプだったんですよ(笑)。けれど結果的に授かることができて、子どもから学ぶことは数え切れないほどあります。子どもの存在が、自分の人生を豊かにしてくれた気がしますね。人それぞれ様々な選択肢があると思うので、一概には言えないけれど私は自分のキャパが広がりました。大変なことは多いのですが、プラスの面が圧倒的に大きいです。私は、子どものおかげで子どもが好きになりました。

取材を終えて

「相手と対等に向き合って接することが大切」とおっしゃていて、今回の取材で竹村さんが真剣に私たちと向き合ってくださったことが印象深かったです。だからこそ周りを惹きつける力を持ってらっしゃるのだと感じました。お話を聞けば聞くほど魅力が伝わってきていつの間にか竹村さんに魅了されてしまいました。自分自身に対して正直に向き合い、好奇心旺盛な方でした。私は物事に好奇心を抱いても、出来るわけないと諦めてしまうことが多いので後悔しない選択を心がけていきたいと思いました。とてもエネルギーに溢れていて、パワーを頂いた有意義な時間でした。

 

竹村詠美さん:FutureEdu Tokyo共同創設者、Mistletoe株式会社フェロー 1990年代前半から経営コンサルタントとして、日米でマルチメディアコンテンツの企画や、テクノロジーインフラ戦略に携わる。1999年より、エキサイト、アマゾン、ディスニーといったグローバルブランドの経営メンバーとして、消費者向けのサービスの事業企画や立ち上げ、マーケティング、カスタマーサポートなど幅広い業務に携わる。2011年にアマゾン時代の同僚と立ち上げた「Peatix.com」は現在27カ国、300万人以上のユーザーに利用されている。現在は教育、テクノロジーとソーシャルインパクトをテーマに、次世代育成のため幅広く活動中。現在 Most Likely to Succeed 日本アンバサダー、Peatix.com 相談役、総務省情報通信審議会、IoT新時代の未来づくり検討委員会、大阪市イノベーション促進評議会委員なども務める。小・中学生二児の母。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page